NY株見通し-底堅い展開か 経済指標は12月リッチモンド連銀製造業総合指数など

 今晩は底堅い展開か。3連休明けの昨日は主要3指数がそろって上昇。ダウ平均が159.36ドル高(+0.43%)と反発し、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.42%高、0.54%高と3営業日続伸した。S&P500は2022年1月に付けた史上最高値まで0.70%に迫り、ナスダック総合は史上最高値まで6%以上安い水準にあるものの、時価総額上位銘柄で構成されるナスダック100指数は先週に引き続き史上最高値を更新した。年内3営業日を残し、年初来ではダウ平均が13.27%高、S&P500が24.36%高、ナスダック総合が44.03%高となり、ナスダック100は54.29%高となった。

 今晩は底堅い展開か。主要3指数がそろって年初から大きく上昇したことや、S&P500が史上最高値に接近したことで過熱感が意識されるものの、来年3回の利下げ見通しや、インフレ沈静化見通し、米国経済のソフトランディング期待が引き続き下値の支援となりそうだ。投資家の不安心理を示すVIX指数が13ポイント前後で推移するなどセンチメントも良好で、史上最高値に接近したS&P500の高値更新も期待できそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは12月リッチモンド連銀製造業総合指数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:12月27日、14:00)
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