NYマーケットダイジェスト・27日 ダウ最高値・金利低下・ドル安
(27日終値)
ドル・円相場:1ドル=141.83円(前営業日比▲0.57円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.51円(△0.27円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1105ドル(△0.0063ドル)
ダウ工業株30種平均:37656.52ドル(△111.19ドル)
ナスダック総合株価指数:15099.18(△24.61)
10年物米国債利回り:3.79%(▲0.10%)
WTI原油先物2月限:1バレル=74.11ドル(▲1.46ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2093.1ドル(△23.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月米リッチモンド連銀製造業景気指数 ▲11 ▲5
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは4日続伸。12月米リッチモンド連銀製造業指数が▲11と予想の▲3を下回ったことを受けて全般ドル売りが先行。米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.7815%前後と7月20日以来の低水準を記録したことも相場の支援材料となり、一時1.1123ドルと7月27日以来5カ月ぶりの高値を更新した。米国のインフレ鈍化が鮮明になる中、米連邦準備理事会(FRB)が来年前半にも利下げに転じるとの観測も引き続きドル売りを促した。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.83と7月27日以来の低水準を付けた。
・ドル円は3日ぶりに反落。米リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ったことで全般ドル売りが先行。堅調な米5年債入札を手掛かりに米長期金利が低下幅を拡大すると円買い・ドル売りが活発化し、4時30分過ぎに一時本日安値となる141.55円まで値を下げた。200日移動平均線が位置する142.93円を下回っていることで、テクニカル的にも売りが出やすい地合いだった。
・ユーロ円は3日続伸。ダウ平均は史上最高値を更新するなど米国株相場が底堅く推移すると、リスク・オンの円売り・ユーロ買いが優勢となった。24時過ぎに一時158.39円と日通し高値を更新した。
ただ、19日の高値158.57円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ドル円の下落につれた売りも出て、一時157.30円付近まで下押しした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、史上最高値を更新した。米国のインフレ鈍化が鮮明になる中、FRBが来年前半にも利下げに転じるとの観測が引き続き買いを促した。ただ、新規材料に乏しい中、持ち高調整の売りが出ると下げに転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、昨年1月以来の高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も昨年1月以来の高値を更新した。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。12月米リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ったことで買いが先行。5年債入札が「好調」と受け止められたことも相場の支援材料となり、利回りは一時3.7815%前後と7月20日以来の低水準を付けた。
・原油先物相場は反落。前日に約1カ月ぶりの高値をつけた後だけに持ち高調整の売りが先行。紅海周辺で繰り返される商船攻撃によるエネルギー供給混乱への警戒感はあったものの、反発力はそれほど強まらなかった。主要産油国であるロシアの2024年石油生産量は安定的、または拡大する可能性が伝わると下落圧力が増し、一時74ドルを割り込んだ。
・金先物相場は4日続伸。12月米リッチモンド連銀製造業指数が市場予想を下回る弱さだと分かると買い優勢となった。米金利が低下基調を強めたこと、為替相場でドル安が進行したことなどにも後押しされ、2095ドル台まで上値を伸ばした。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=141.83円(前営業日比▲0.57円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=157.51円(△0.27円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1105ドル(△0.0063ドル)
ダウ工業株30種平均:37656.52ドル(△111.19ドル)
ナスダック総合株価指数:15099.18(△24.61)
10年物米国債利回り:3.79%(▲0.10%)
WTI原油先物2月限:1バレル=74.11ドル(▲1.46ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2093.1ドル(△23.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月米リッチモンド連銀製造業景気指数 ▲11 ▲5
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは4日続伸。12月米リッチモンド連銀製造業指数が▲11と予想の▲3を下回ったことを受けて全般ドル売りが先行。米長期金利の指標となる米10年債利回りが3.7815%前後と7月20日以来の低水準を記録したことも相場の支援材料となり、一時1.1123ドルと7月27日以来5カ月ぶりの高値を更新した。米国のインフレ鈍化が鮮明になる中、米連邦準備理事会(FRB)が来年前半にも利下げに転じるとの観測も引き続きドル売りを促した。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.83と7月27日以来の低水準を付けた。
・ドル円は3日ぶりに反落。米リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ったことで全般ドル売りが先行。堅調な米5年債入札を手掛かりに米長期金利が低下幅を拡大すると円買い・ドル売りが活発化し、4時30分過ぎに一時本日安値となる141.55円まで値を下げた。200日移動平均線が位置する142.93円を下回っていることで、テクニカル的にも売りが出やすい地合いだった。
・ユーロ円は3日続伸。ダウ平均は史上最高値を更新するなど米国株相場が底堅く推移すると、リスク・オンの円売り・ユーロ買いが優勢となった。24時過ぎに一時158.39円と日通し高値を更新した。
ただ、19日の高値158.57円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。ドル円の下落につれた売りも出て、一時157.30円付近まで下押しした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、史上最高値を更新した。米国のインフレ鈍化が鮮明になる中、FRBが来年前半にも利下げに転じるとの観測が引き続き買いを促した。ただ、新規材料に乏しい中、持ち高調整の売りが出ると下げに転じる場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、昨年1月以来の高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も昨年1月以来の高値を更新した。
・米国債券相場で長期ゾーンは上昇。12月米リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ったことで買いが先行。5年債入札が「好調」と受け止められたことも相場の支援材料となり、利回りは一時3.7815%前後と7月20日以来の低水準を付けた。
・原油先物相場は反落。前日に約1カ月ぶりの高値をつけた後だけに持ち高調整の売りが先行。紅海周辺で繰り返される商船攻撃によるエネルギー供給混乱への警戒感はあったものの、反発力はそれほど強まらなかった。主要産油国であるロシアの2024年石油生産量は安定的、または拡大する可能性が伝わると下落圧力が増し、一時74ドルを割り込んだ。
・金先物相場は4日続伸。12月米リッチモンド連銀製造業指数が市場予想を下回る弱さだと分かると買い優勢となった。米金利が低下基調を強めたこと、為替相場でドル安が進行したことなどにも後押しされ、2095ドル台まで上値を伸ばした。
(中村)