NY株見通し-引き続き底堅い展開か 経済指標は新規失業保険申請件数など

 今晩は引き続き底堅い展開か。昨日はダウ平均が111.19ドル高(+0.30%)と2日続伸し、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.14%高、0.16%高と4日続伸した。年内最終週で薄商いとなったが、来年の早期利下げ転換期待や米10年債利回りの低下が引き続き支援となった。ダウ平均は4営業日ぶりに史上最高値を更新し、S&P500は終値の最高値まで0.31%に迫った。ナスダック総合は終値の過去最高値から約6%安の水準にとどまるものの、金融株を除く大型株で構成されるナスダック100指数は2日連続で史上最高値を更新した。年初来ではダウ平均が13.60%高、S&P500が24.54%高となり、ナスダック総合は44.26%高と、2003年の50.01%高以来の大幅高ペースとなった。

 今晩は引き続き底堅い展開か。年内の取引があと2日となり、年末を控えた持ち高調整の売りが次第に強まることが警戒されるものの、来年早期の利下げ転換見通しや、米国経済のソフトランディング期待などを背景とした先高観も強く、底堅い展開か。S&P500は史上最高値まで0.69%、終値の最高値まで0.31%に迫っており、年内の高値更新が期待される。

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、11月中古住宅販売仮契約指数、EIA週間原油在庫など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:12月28日、14:00)
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