NYマーケットダイジェスト・2日 株軟調・金利上昇・ドル高
(2日終値)
ドル・円相場:1ドル=141.99円(前営業日比△0.95円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=155.37円(▲0.35円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0942ドル(▲0.0097ドル)
ダウ工業株30種平均:37715.04ドル(△25.50ドル)
ナスダック総合株価指数:14765.94(▲245.41)
10年物米国債利回り:3.93%(△0.06%)
WTI原油先物2月限:1バレル=70.38ドル(▲1.27ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2073.4ドル(△1.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月米製造業PMI改定値 47.9 48.2
11月米建設支出(前月比) 0.4% 1.2%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに反発。連休明け早朝取引では一時140.82円まで下落したものの、前週末の安値140.80円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。NY市場に入ると、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出て、22時前に一時142.21円と日通し高値を付けた。
1日に発生した石川県能登半島地震を受けて、市場では「日銀が早期にマイナス金利を解除することは困難になった」との見方が浮上。日銀の政策修正観測が後退し円売り・ドル買いを促した。
・ユーロドルは3日続落。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出たほか、米国株相場の下落を背景にリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出ると、6時30分前に1.0939ドルと日通し安値を更新した。
・オセアニア通貨は軟調だった。ダウ平均が一時190ドル超下げたほか、ナスダック総合が2%超急落するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが集まった。豪ドル米ドルは一時0.6757米ドル、豪ドル円は95.84円まで下落したほか、NZドル米ドルは0.6249米ドル、NZドル円は88.64円まで値を下げた。
・ユーロ円も3日続落。米国株が軟調に推移するとリスク回避の円買い・ユーロ売りが優勢となり、一時155.08円と本日安値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反発。米長期金利が上昇し、株式の相対的な割高感から売りが先行すると一時190ドル超下落した。アナリストが投資判断を引き下げたアップルが売られたことも相場の重し。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が今年前半にも利下げに転じるとの観測は根強く、下値は限定的だった。引けにかけては上げに転じた。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月12-13日分)や5日の12月米雇用統計など重要指標の発表を控えて、ポジション調整目的の売りが優勢となった。
・原油先物相場は4日続落。昨年末に米海軍が、紅海でコンテナ船に乗り込もうとしたイエメンの武装組織フーシ派のボートを沈没させたことで、紅海周辺の治安悪化を懸念し、年明けの原油価格は強含んで始まった。しかしながら、昨年から続く売り基調は変わらず、ドルが徐々に堅調地合いを見せると、ドルで取引される原油価格は割高感から売りに転じ4日続落で引けた。
・金先物相場は3日ぶりに反発。NY入り前まではドルの頭が重かったことで金先物価格は底堅かったが、米金利が徐々に上げ幅を広げると一転弱含んだ。もっとも、市場のトレンドを作るような経済指標やニュースもほとんど出ていないこともあり、昨年末の取引最終日からわずかに反発する水準で引けた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=141.99円(前営業日比△0.95円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=155.37円(▲0.35円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0942ドル(▲0.0097ドル)
ダウ工業株30種平均:37715.04ドル(△25.50ドル)
ナスダック総合株価指数:14765.94(▲245.41)
10年物米国債利回り:3.93%(△0.06%)
WTI原油先物2月限:1バレル=70.38ドル(▲1.27ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2073.4ドル(△1.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月米製造業PMI改定値 47.9 48.2
11月米建設支出(前月比) 0.4% 1.2%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日ぶりに反発。連休明け早朝取引では一時140.82円まで下落したものの、前週末の安値140.80円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。NY市場に入ると、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出て、22時前に一時142.21円と日通し高値を付けた。
1日に発生した石川県能登半島地震を受けて、市場では「日銀が早期にマイナス金利を解除することは困難になった」との見方が浮上。日銀の政策修正観測が後退し円売り・ドル買いを促した。
・ユーロドルは3日続落。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出たほか、米国株相場の下落を背景にリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出ると、6時30分前に1.0939ドルと日通し安値を更新した。
・オセアニア通貨は軟調だった。ダウ平均が一時190ドル超下げたほか、ナスダック総合が2%超急落するとリスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に売りが集まった。豪ドル米ドルは一時0.6757米ドル、豪ドル円は95.84円まで下落したほか、NZドル米ドルは0.6249米ドル、NZドル円は88.64円まで値を下げた。
・ユーロ円も3日続落。米国株が軟調に推移するとリスク回避の円買い・ユーロ売りが優勢となり、一時155.08円と本日安値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反発。米長期金利が上昇し、株式の相対的な割高感から売りが先行すると一時190ドル超下落した。アナリストが投資判断を引き下げたアップルが売られたことも相場の重し。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が今年前半にも利下げに転じるとの観測は根強く、下値は限定的だった。引けにかけては上げに転じた。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月12-13日分)や5日の12月米雇用統計など重要指標の発表を控えて、ポジション調整目的の売りが優勢となった。
・原油先物相場は4日続落。昨年末に米海軍が、紅海でコンテナ船に乗り込もうとしたイエメンの武装組織フーシ派のボートを沈没させたことで、紅海周辺の治安悪化を懸念し、年明けの原油価格は強含んで始まった。しかしながら、昨年から続く売り基調は変わらず、ドルが徐々に堅調地合いを見せると、ドルで取引される原油価格は割高感から売りに転じ4日続落で引けた。
・金先物相場は3日ぶりに反発。NY入り前まではドルの頭が重かったことで金先物価格は底堅かったが、米金利が徐々に上げ幅を広げると一転弱含んだ。もっとも、市場のトレンドを作るような経済指標やニュースもほとんど出ていないこともあり、昨年末の取引最終日からわずかに反発する水準で引けた。
(中村)