NY株見通し-神経質な展開か 経済指標は12月ADP民間部門雇用者数など

 今晩は神経質な展開か。新年2日目の取引ではダウ平均が284.85ドル安(-0.76%)と反落し、S&P500は0.80%安と3営業日続落。ハイテク株主体のナスダック総合は1.18%安と4営業日続落した。年初からの2日間ではダウ平均が0.69%安、S&P500が1.36%安、ナスダック総合が2.79%安となった。サンタクロース・ラリーと呼ばれる年末最終5営業日と新年2営業日の7日間ではダウ平均が0.07%高とわずかに上昇した一方、S&P500が0.88%安、ナスダック総合が2.48%安となった。、

 今晩は神経質な展開か。昨日公表された12月12-13日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では抑制的な政策を長期にわたって維持する姿勢が明らかになった。市場が期待する早期利下げ転換に消極的な内容だったことで、CMEのフェド・ウォッチが示す3月FOMCでの利下げ確率は前日の79%から73%に低下した。今晩の取引でも利下げ開始時期の見通しを巡り、経済指標などをにらんだ神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標は12月ADP民間部門雇用者数、新規失業保険申請件数、12月S&Pグローバル総合・サービス業PMI確定値など。企業決算は寄り前に ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、コナグラ・ブランズ、ラム・ウェストンなどが発表予定。
(執筆:1月4日、14:00)
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