ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、下げ渋り

 8日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は下げ渋り。4時時点では144.14円と2時時点(143.90円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが3.96%台で下げ止まり、4%付近まで戻した。ドル円は売りの流れを緩め、1時過ぎにつけた143.66円から144.18円前後まで反発。今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)金融政策決定の投票権を持つアトランタ連銀のボスティック総裁から「FRBはインフレを抑制するために制限的な政策を機能させ続けることが可能」などの発言が聞かれた。

 ユーロドルは頭打ち。4時時点では1.0955ドルと2時時点(1.0975ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の下げ渋りからドル売りが一巡。一時1.0949ドル前後までユーロ安・ドル高方向へ押し戻された。

 ユーロ円はもみ合い。4時時点では157.91円と2時時点(157.93円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。頭打ちとなったユーロドルの動きが重しとなり、戻りがやや鈍かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.66円 - 144.92円
ユーロドル:1.0923ドル - 1.0979ドル
ユーロ円:157.69円 - 158.49円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。