ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、弱含み

 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。2時時点では144.52円と24時時点(144.70円)と比べて18銭程度のドル安水準。12月米ISM非製造業景況指数が予想を下振れてからのドル売り流れが継続。4.09%台まで上昇していた米10年債利回りが3.95%台まで低下すると、ドル円も143.81円まで弱含んだ。米雇用統計後にロングにした市場参加者のストップロスも巻き込み、高値から2円超の大幅下落。もっとも、2時前には米長期金利も4.0%台を回復すると、ドル円も144.50円台まで戻している。

 ユーロドルは買い一服。2時時点では1.0956ドルと24時時点(1.0962ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利低下に連れてユーロドルも1.0998ドルまで上値を広げた。しかし、1.1000ドルの節目には、売りオーダーや複数のオプションがあることで上値は抑えられ、買いは一服となった。
 
 ユーロ円も弱含み。2時時点では158.34円と24時時点(158.71円)と比べて37銭程度のユーロ安水準。米金利の動向にドル円が敏感だったこともあり、ドルが全面安のなかで対円での下げ幅が大きかったことでユーロ円も158.05円まで下値を広げた。なお、米金利の低下で米株主要3指数は上昇しているが、本日は株価の上下でのクロス円の反応は鈍い。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.81円 - 145.97円
ユーロドル:1.0877ドル - 1.0998ドル
ユーロ円:158.05円 - 159.00円


(松井)
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