ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では144.78円と22時時点(144.21円)と比べて57銭程度のドル高水準だった。12月ADP全米雇用報告や前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともにドル買いが進行。24時前に一時144.85円と日通し高値を更新した。日銀の早期政策修正観測が後退する中、円売りが出やすい面もあった。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0945ドルと22時時点(1.0952ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間に一時1.0972ドルと日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。良好な米雇用関連指標が相次いだことで全般ドル買いが進むと、一時1.0933ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円はしっかり。24時時点では158.47円と22時時点(157.95円)と比べて52銭程度のユーロ高水準。日銀の早期政策修正観測が後退する中、この日も円を売る動きが続いた。24時過ぎに一時158.52円と日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.86円 - 144.85円
ユーロドル:1.0916ドル - 1.0972ドル
ユーロ円:156.08円 - 158.52円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。