ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、しっかり

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円はしっかり。24時時点では143.22円と22時時点(142.93円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するバーキン米リッチモンド連銀総裁が「追加利上げの可能性は依然として選択肢にある」と述べたことも相場の支援材料となり、200日移動平均線が位置する143.18円を上抜けて一時143.41円まで上値を伸ばした。
 ただ、11月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が879.0万件と予想の885.0万件を下回ったことが伝わると、若干伸び悩んだ。なお、同時に発表された12月米ISM製造業景況指数は47.4と予想の47.1をやや上回った。

 ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0912ドルと22時時点(1.0917ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると一時1.0910ドルと日通し安値を付けたものの、米雇用指標が予想を下回ったことが分かると下げ幅を縮めた。

 ユーロ円は強含み。24時時点では156.32円と22時時点(156.04円)と比べて28銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが出て一時156.48円と本日高値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.86円 - 143.41円
ユーロドル:1.0910ドル - 1.0965ドル
ユーロ円:155.26円 - 156.48円


(中村)
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