ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上げ幅拡大

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上げ幅拡大。2時時点では143.55円と24時時点(143.22円)と比べて33銭程度のドル高水準。11月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が予想を下回ると、4%に乗せていた米10年債利回りが3.95%台まで低下。ドル円も歩調を合わせて142.88円前後まで一時下押しした。しかしながら、同時に発表された12月米ISM製造業景況指数は予想を上回るなど、敢えて米金利低下やドル売りを促すほどの内容でもなかったことですぐに反発。米10年債利回りが再び4%台を回復すると、ドル円は先月20日以来となる143.73円まで上げ幅を拡大した。

 ユーロドルは上値が抑えられる。2時時点では1.0908ドルと24時時点(1.0912ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円と比較すると値動きは限られているが、米金利上昇で上値が抑えられ1.0898ドルまでじり安。
 
 ユーロ円は堅調。2時時点では156.59円と24時時点(156.32円)と比べて27銭程度のユーロ高水準。米株式市場は軟調な動きを見せているが、ドル円の上げ幅が大きいこともありユーロ円は堅調な動きで一時156.72円まで強含んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.86円 - 143.73円
ユーロドル:1.0898ドル - 1.0965ドル
ユーロ円:155.26円 - 156.72円


(松井)
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