NY株見通し-様子見か 米10年債入札結果を受けた米10年債利回りに注目

 今晩は様子見か。昨日はナスダック総合が0.09%高と小幅に3日続伸した一方、ダウ平均が157.85ドル安(-0.42%)と4日ぶりに反落し、S&P500も0.15%安と3日ぶりに小幅反落した。木曜日の米12月消費者物価指数(CPI)、金曜日の米12月生産者物価指数(PPI)や、金曜日の大手金融機関の第4四半期決算発表を控えた様子見姿勢が強まる中、ダウ平均採用の景気敏感株を中心に利益確定売りが優勢だった。ただ、エヌビディアが1.70%高となり連日で上場来高値を更新したほか、アマゾン・ドット・コムとアルファベットもともに約1.5%上昇した。

 今晩は様子見か。週後半に発表される12月CPI、12月PPIや、金曜日に発表されるJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカなどの大手金融機関の第4四半期決算発表を控え、積極的な取引は控えられそうだ。経済指標や米10年債入札の結果などを受けた米10年債利回りの動向が注目される。

 今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、11月卸売在庫、米10年債入札など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:1月10日、14:00) 
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