ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では145.44円と22時時点(145.27円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。日本の実質賃金が20カ月連続で減少する中、日銀の早期政策修正観測が後退しており円売りが出やすい地合いとなった。日経平均先物の上昇を背景にリスク選好の円売り・ドル買いも出ると、一時145.55円まで上値を伸ばした。
 なお、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比350円高の3万4800円まで買われる場面があった。

 ユーロ円はしっかり。24時時点では159.11円と22時時点(158.98円)と比べて13銭程度のユーロ高水準。日銀の早期政策修正観測が後退する中、円売り・ユーロ買いが優勢となった。24時過ぎには一時159.19円と本日高値を更新した。

 ユーロドルは小安い。24時時点では1.0940ドルと22時時点(1.0944ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。対円中心にドル買いが強まると、ユーロに対してもドル高が進んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.32円 - 145.55円
ユーロドル:1.0923ドル - 1.0955ドル
ユーロ円:157.77円 - 159.19円


(中村)
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