ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上値重い

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。24時時点では143.90円と22時時点(143.99円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが低下に転じると円買い・ドル売りが先行。欧米株価の下落に伴う円買い・ドル売りも入り、一時143.65円付近まで下押しした。

 ユーロ円は24時時点では157.52円と22時時点(157.51円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だったが、23時過ぎに一時157.21円と日通し安値を付けた。ドル円の下落につれた売りが出たほか、欧米株相場の下落を背景にリスク・オフの円買い・ユーロ売りが入った。

 ユーロドルは下値が堅い。24時時点では1.0946ドルと22時時点(1.0939ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。20時30分過ぎに一時1.0929ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.0923ドルが目先サポートとして意識されると徐々に下値を切り上げた。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.42円 - 144.32円
ユーロドル:1.0929ドル - 1.0966ドル
ユーロ円:157.21円 - 158.01円

(中村)
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