ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、伸び悩み

 18日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。24時時点では148.00円と22時時点(147.90円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が18.7万件と予想の20.7万件より強い結果となったほか、12月米住宅着工/建設許可件数が予想を上回ったことが伝わると米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。23時前に一時148.30円と日通し高値を付けた。米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.1305%前後と昨年12月13日以来の高水準を記録した。
 ただ、前日の高値148.52円がレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場の重しとなり、147.86円付近まで下押しした。

 ユーロドルは弱含み。24時時点では1.0859ドルと22時時点(1.0877ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。良好な米経済指標が相次いだことを受けて米長期金利が上昇するとユーロ売り・ドル買いが進行。24時前に一時1.0849ドルと日通し安値を付けた。
 なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するボスティック米アトランタ連銀総裁はこの日、「インフレ率が目標の2%への軌道に乗っているというより多くの証拠を確認したい」「第3四半期になるまで利下げを実施するとは予想していない」などと述べた。

 ユーロ円はさえない。24時時点では160.72円と22時時点(160.87円)と比べて15銭程度のユーロ安水準。ドル円の伸び悩みやユーロドルの下落につれて、24時前に一時160.65円まで本日安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.66円 - 148.30円
ユーロドル:1.0849ドル - 1.0907ドル
ユーロ円:160.65円 - 161.39円

(中村)
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