NYマーケットダイジェスト・18日 株反発・金利上昇・ビットコイン下落
(18日終値)
ドル・円相場:1ドル=148.16円(前営業日比横ばい)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.15円(▲0.09円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0876ドル(▲0.0007ドル)
ダウ工業株30種平均:37468.61ドル(△201.94ドル)
ナスダック総合株価指数:15055.65(△200.03)
10年物米国債利回り:4.14%(△0.04%)
WTI原油先物2月限:1バレル=74.08ドル(△1.52ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2021.6ドル(△15.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月米住宅着工件数 146.0万件 152.5万件・改
建設許可件数 149.5万件 146.7万件・改
前週分の米新規失業保険申請件数 18.7万件 20.3万件・改
1月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
▲10.6 ▲12.8・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は横ばい。前週分の米新規失業保険申請件数が18.7万件と予想の20.7万件より強い結果となったほか、12月米住宅着工/建設許可件数が予想を上回ったことが伝わると米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。23時前に一時148.30円と日通し高値を付けた。米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.1516%前後と昨年12月13日以来の高水準を記録した。
ただ、前日の高値148.52円がレジスタンスとして意識されると上昇は一服。引けにかけては148円台前半で上値が重くなった。
・ユーロドルは小反落。良好な米経済指標が相次いだことを受けて米長期金利が上昇するとユーロ売り・ドル買いが進行。1時前に一時1.0847ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.0845ドルが目先サポートとして働くとじりじりと下値を下値を切り上げ、取引終了間際には1.0878ドル付近まで下げ渋った。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するボスティック米アトランタ連銀総裁は「インフレ率が目標の2%への軌道に乗っているというより多くの証拠を確認したい」「第3四半期になるまで利下げを実施するとは予想していない」などと語った。
・ユーロ円は4営業日ぶりに小反落。24時前に一時160.65円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は下げ渋った。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた買いが入った。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは下落。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、NY午後に入ると売りが強まった。対ドルでは一時4万0611ドル前後まで下落したほか、対円では602万円台まで値を下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発。半導体受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)が第1四半期に底堅い成長への回帰を見込み、2024年の設備投資が拡大する余地を示唆すると、足もとで下げが目立っていたアップルを中心にハイテク株に買いが集まった。インテルなど半導体株も買われた。また、インドの航空会社からの大型受注が明らかになったボーイングは堅調に推移した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。前週分の米新規失業保険申請件数などが予想より強い結果となったことを受けて、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が後退すると債券売りが出た。利回りは一時4.1516%前後と昨年12月13日以来の高水準を付けた。
・原油先物相場は続伸。昨日公表された石油輸出国機構(OPEC)の月報を受け、先行きのエネルギー需要に対して楽観的な見方が広がった。また、米エネルギー省(EIA)の週間在庫統計で原油在庫が予想を大きく上回る取り崩しとなったことも買いを誘い、一時74.38ドルまで上昇する場面もあった。
・金先物相場は3日ぶりに反発。米軍は中東のイエメンで反政府勢力フーシ派に対して追加の攻撃を行ったと発表。中東情勢を巡る地政学リスクが高まるなか、安全資産としての金需要が意識された。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=148.16円(前営業日比横ばい)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.15円(▲0.09円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0876ドル(▲0.0007ドル)
ダウ工業株30種平均:37468.61ドル(△201.94ドル)
ナスダック総合株価指数:15055.65(△200.03)
10年物米国債利回り:4.14%(△0.04%)
WTI原油先物2月限:1バレル=74.08ドル(△1.52ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2021.6ドル(△15.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
12月米住宅着工件数 146.0万件 152.5万件・改
建設許可件数 149.5万件 146.7万件・改
前週分の米新規失業保険申請件数 18.7万件 20.3万件・改
1月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
▲10.6 ▲12.8・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は横ばい。前週分の米新規失業保険申請件数が18.7万件と予想の20.7万件より強い結果となったほか、12月米住宅着工/建設許可件数が予想を上回ったことが伝わると米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。23時前に一時148.30円と日通し高値を付けた。米長期金利の指標となる米10年債利回りは一時4.1516%前後と昨年12月13日以来の高水準を記録した。
ただ、前日の高値148.52円がレジスタンスとして意識されると上昇は一服。引けにかけては148円台前半で上値が重くなった。
・ユーロドルは小反落。良好な米経済指標が相次いだことを受けて米長期金利が上昇するとユーロ売り・ドル買いが進行。1時前に一時1.0847ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.0845ドルが目先サポートとして働くとじりじりと下値を下値を切り上げ、取引終了間際には1.0878ドル付近まで下げ渋った。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するボスティック米アトランタ連銀総裁は「インフレ率が目標の2%への軌道に乗っているというより多くの証拠を確認したい」「第3四半期になるまで利下げを実施するとは予想していない」などと語った。
・ユーロ円は4営業日ぶりに小反落。24時前に一時160.65円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は下げ渋った。ユーロドルの下落につれた売りが出た半面、ドル円の上昇につれた買いが入った。
・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは下落。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、NY午後に入ると売りが強まった。対ドルでは一時4万0611ドル前後まで下落したほか、対円では602万円台まで値を下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発。半導体受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)が第1四半期に底堅い成長への回帰を見込み、2024年の設備投資が拡大する余地を示唆すると、足もとで下げが目立っていたアップルを中心にハイテク株に買いが集まった。インテルなど半導体株も買われた。また、インドの航空会社からの大型受注が明らかになったボーイングは堅調に推移した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。前週分の米新規失業保険申請件数などが予想より強い結果となったことを受けて、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が後退すると債券売りが出た。利回りは一時4.1516%前後と昨年12月13日以来の高水準を付けた。
・原油先物相場は続伸。昨日公表された石油輸出国機構(OPEC)の月報を受け、先行きのエネルギー需要に対して楽観的な見方が広がった。また、米エネルギー省(EIA)の週間在庫統計で原油在庫が予想を大きく上回る取り崩しとなったことも買いを誘い、一時74.38ドルまで上昇する場面もあった。
・金先物相場は3日ぶりに反発。米軍は中東のイエメンで反政府勢力フーシ派に対して追加の攻撃を行ったと発表。中東情勢を巡る地政学リスクが高まるなか、安全資産としての金需要が意識された。
(中村)