NY株見通し-ミシガン大期待インフレ率などの経済指標や決算発表に注目

 今晩は経済指標と決算発表に注目。昨日は米10年債利回りが上昇したものの、バンク・オブ・アメリカが投資判断を「バイ」に引き上げたアップルや、台湾セミコンダクター(TSMC)の好決算を受けた半導体株が軒並み高となりハイテク株が相場をけん引した。ダウ平均は201.94ドル高(+0.54%)と4日ぶりに反発し、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.88%高、1.35%高とともに3日ぶりに反発した。週初来ではダウ平均が年初来ではダウ平均が0.33%安、S&P500も0.06%安とわずかに下落した一方、ナスダック総合は0.55%高と2週続伸ペースとなり、年初来ではダウ平均が0.59%安となった一方、S&P500が0.23%高、ナスダック総合が0.30%高とプラス圏を回復した。

 週末の取引となる今晩は経済指標や決算発表をにらんだ神経質な展開か。経済指標では寄り後に発表される12月中古住宅販売件数、1月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が注目されるほか、パウエルFRB議長も注目する1月ミシガン大1年先・5年先期待インフレ率速報値にも要注目か。

 今晩の米経済指標・イベントは12月中古住宅販売件数、1月ミシガン大消費者信頼感指数速報値、同1年先・5年先期待インフレ率速報値のほか11月対米証券投資など。バーFRB副議長やデイリー米サンフランシスコ連銀総裁の講演なども予定されている。企業決算は寄り前にSLB、ステート・ストリート、トラベラーズ、リージョンズ・ファイナンシャル、フィフスサードバンコープなどが発表予定。(執筆:1月19日、14:00) 
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