31日香港株=軟調か、FOMC前に手控えムード 中国PMIに注目

 31日の香港市場は軟調な相場か。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を香港時間2月1日未明に控え、様子見姿勢が強いと予想する。会合後に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が開く記者会見の内容を確認したい投資家は、積極的な買いを手控えるだろう。中国景気の先行き不安がくすぶるなか、中国国家統計局がきょう午前に発表する2024年1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)も注目の材料となる。

 決算などの個別材料が出た銘柄の売買が中心の展開となりそうだ。前日大引け後、ハンセン指数構成銘柄の中電控股(00002)、舜宇光学科技(02382)、中国神華能源(01088)などが2023年12月期の業績見通しを発表した。

 30日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が4日続伸して過去最高値を更新した半面、ハイテク株主体のナスダック総合が反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)、スマートフォン大手の小米集団(01810)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、英金融大手HSBC(00005)が上回って引けた。
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