米国債市場概況・31日 10年物国債利回り、3.91%に低下
31日の米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。表面利率4.500%の10年物国債利回りは前営業日比0.12%低い(価格は高い)3.91%で終えた。低調な米経済指標が相次いだことで買いが優勢となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に米早期利下げ観測が後退すると売りが強まる場面もあったが、売りは長続きしなかった。市場では「月末の機関投資家による保有債券の残存年限を長期化するための買いが入った」との声も聞かれ、引けにかけて上げ幅を広げた。
(中村)
(中村)