欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、底堅い

 9日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。22時時点では149.47円と20時時点(149.36円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが一時4.18%台まで上昇したことで底堅さを維持している。もっとも、この後に米労働省労働統計局(BLS)が、消費者物価指数(CPI)の年次改定を発表することもあり、市場は同結果を見るまで動き難く値動きは限定的。なお、通常の改定は小幅にとどまるが、昨年は大幅に改定されたことで警戒する声が多い。

 ユーロドルは上値が重い。22時時点では1.0767ドルと20時時点(1.0767ドル)とほぼ同水準だった。米長期金利の高止まりで上値が重いが、ドル円同様に依然として狭いレンジからは抜け出せていない。

 ユーロ円はもみ合い。22時時点では160.95円と20時時点(160.83円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。ドル金利の上昇で円、ユーロともに弱含んでいることで、ユーロ円は方向感がなくもみ合い。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.22円 - 149.58円
ユーロドル:1.0762ドル - 1.0785ドル
ユーロ円:160.77円 - 161.26円


(松井)
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