今日の株式見通し=堅調か 米国株は強い基調が続きS&P500が5000pを突破

 東京市場は堅調か。休場の間の米国株は概ね堅調。ダウ平均は9日に54ドル安と小幅に下落し、週明け12日は125ドル高の38797ドルで取引を終えた。9日、12日とも3指数はまちまちで終えており、やや方向感には欠けたものの、S&P500が9日の終値で5000pを上回っており、ナスダックは12日の取引時間中に史上最高値を上回る場面があった。ドル円は足元149円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて580円高の37470円、ドル建てが595円高の37485円で取引を終えた。

 米国株とドル円が落ち着いた動きを見せており、CME225先物は大幅高スタートを示唆している。9日の日経平均は終値では37000円を下回ったが、きょうは改めて上を試しに行くことになるだろう。本日の米国では1月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、大きく跳ねた場合には目先の利益を確定する動きは出てくるとみる。しかし、先週後半の急伸で市場参加者の目線が上に向かう中、買い方は勢いづき、売り方は手じまいを余儀なくされやすい。大きく水準を切り上げて始まり、場中はプラス圏でしっかりとした動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは37200円-37600円。

(小針)
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