ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、強含み

 14日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは強含み。24時時点では1.0716ドルと22時時点(1.0706ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが先行すると、一時1.0723ドルと日通し高値を付けた。
 なお、グールズビー米シカゴ連銀総裁は「インフレ率が12カ月ベースで2%になるまで利下げを待つことには賛成しない」「昨日のCPIデータは不可解だったが、注目している」「現在の政策スタンスはかなり制限的」などと述べたと伝わった。

 ドル円は戻りが鈍い。24時時点では150.68円と22時時点(150.60円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。23時前に一時150.74円付近まで買い戻されたものの、そのあとは徐々に上値が重くなった。米長期金利の低下などが相場の重し。

 ユーロ円はじり高。24時時点では161.47円と22時時点(161.23円)と比べて24銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇につれた円売り・ユーロ買いがじわりと強まると一時161.50円付近まで値を上げた。

 代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは堅調だった。対ドルでは一時5万2053ドル前後と2021年12月以来の高値を付けたほか、対円では782万円台と史上最高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.35円 - 150.83円
ユーロドル:1.0695ドル - 1.0723ドル
ユーロ円:160.96円 - 161.53円


(中村)
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