株式明日の戦略-大幅高で38000円を上回る、あすも半導体株が注目を集める
15日の日経平均は大幅反発。終値は454円高の38157円。米国株高に強い反応を示し、寄り付きから38000円を上回った。半導体株など大型グロース株に資金が偏ったことから、序盤に400円超上昇して38100円台に乗せた後、いったん失速した。
前引けでは38000円を下回ったが、同水準より下では改めての買いが入り、後場は盛り返して上げ幅を拡大。値下がり銘柄は多かったが、指数はじり高基調が続いた。終盤にかけては上げ幅を400円超に広げて、再び38100円台に到達。引け間際にきょうの高値をつけた。前引けでは下落していたTOPIXもプラスで終了した。
東証プライムの売買代金は概算で5兆4900億円。業種別では保険、機械、石油・石炭などが上昇した一方、鉱業、パルプ・紙、繊維などが下落した。決算に加えて中期経営計画の公表や配当方針の変更なども好感された東洋炭素<5310.T>がストップ高。買いが殺到し、ストップ高で張り付く時間が長かった。半面、前期が計画を下振れ大幅減益となったコーセー<4922.T>が急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり505/値下がり1106。レーザーテックやディスコなど半導体株が強く、東京エレクトロンは5%を超える上昇。指数寄与度の大きいファーストリテイリングやソフトバンクGの動きも良かった。東京海上、MS&AD、SOMPOなど3Qの好決算が確認できた保険株が急伸。SOMPOは1:3の株式分割も好感された。楽天Gが決算を材料に値を飛ばしており、一時ストップ高。ミツバ、三井海洋開発、荏原製作所などがストップ高まで買い進まれた。
一方、ソニーGが決算を受けて6.5%安。下方修正を発表したバンナムHDは15.1%安と、決算を材料に売り込まれる銘柄も多かった。市光工業、LIFULL、TOPPANなどが急落。中小型ではリビングプラットフォームやモンスターラボなど場中に値が付かずストップ安比例配分となるものも散見された。業績関連以外では売り出しを発表した東映アニメが大幅安。ソライズやVISなど直近上場株の一角が厳しい下げとなった。
日経平均は大幅反発。前日の下げ(260円安)をあっさり埋め、終値(38157円)で38000円を大きく上回った。半導体株ばかりが買われるといういびつさはあるものの、節目でもたつくことなく上を試しに行っており、とにかく強い。売買代金は連日5兆円を上回る高水準で、決算発表が終盤戦になっても投資家の日本株に対する物色意欲は旺盛だ。
本日、米国では小売売上高や鉱工業生産など経済指標の発表が多い。今週、1月消費者物価指数(CPI)を受けて米国の長期金利(10年債利回り)が大きく上昇しているだけに、複数の米指標に対してどういった反応を見せるかが注目される。金利が上昇すれば株式にはネガティブとなる一方、低下すればグロース株買いを一段と後押しする材料にもなり得る。また、半導体大手のアプライド・マテリアルズが決算を発表予定。来週21日にはエヌビディアの決算発表が控えているだけに、その手前で出てくる決算は大きな注目を集める。あすも半導体株が相場の主役となる可能性が高いだけに、強い動きで日本株をけん引してくれる展開に期待したい。
前引けでは38000円を下回ったが、同水準より下では改めての買いが入り、後場は盛り返して上げ幅を拡大。値下がり銘柄は多かったが、指数はじり高基調が続いた。終盤にかけては上げ幅を400円超に広げて、再び38100円台に到達。引け間際にきょうの高値をつけた。前引けでは下落していたTOPIXもプラスで終了した。
東証プライムの売買代金は概算で5兆4900億円。業種別では保険、機械、石油・石炭などが上昇した一方、鉱業、パルプ・紙、繊維などが下落した。決算に加えて中期経営計画の公表や配当方針の変更なども好感された東洋炭素<5310.T>がストップ高。買いが殺到し、ストップ高で張り付く時間が長かった。半面、前期が計画を下振れ大幅減益となったコーセー<4922.T>が急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり505/値下がり1106。レーザーテックやディスコなど半導体株が強く、東京エレクトロンは5%を超える上昇。指数寄与度の大きいファーストリテイリングやソフトバンクGの動きも良かった。東京海上、MS&AD、SOMPOなど3Qの好決算が確認できた保険株が急伸。SOMPOは1:3の株式分割も好感された。楽天Gが決算を材料に値を飛ばしており、一時ストップ高。ミツバ、三井海洋開発、荏原製作所などがストップ高まで買い進まれた。
一方、ソニーGが決算を受けて6.5%安。下方修正を発表したバンナムHDは15.1%安と、決算を材料に売り込まれる銘柄も多かった。市光工業、LIFULL、TOPPANなどが急落。中小型ではリビングプラットフォームやモンスターラボなど場中に値が付かずストップ安比例配分となるものも散見された。業績関連以外では売り出しを発表した東映アニメが大幅安。ソライズやVISなど直近上場株の一角が厳しい下げとなった。
日経平均は大幅反発。前日の下げ(260円安)をあっさり埋め、終値(38157円)で38000円を大きく上回った。半導体株ばかりが買われるといういびつさはあるものの、節目でもたつくことなく上を試しに行っており、とにかく強い。売買代金は連日5兆円を上回る高水準で、決算発表が終盤戦になっても投資家の日本株に対する物色意欲は旺盛だ。
本日、米国では小売売上高や鉱工業生産など経済指標の発表が多い。今週、1月消費者物価指数(CPI)を受けて米国の長期金利(10年債利回り)が大きく上昇しているだけに、複数の米指標に対してどういった反応を見せるかが注目される。金利が上昇すれば株式にはネガティブとなる一方、低下すればグロース株買いを一段と後押しする材料にもなり得る。また、半導体大手のアプライド・マテリアルズが決算を発表予定。来週21日にはエヌビディアの決算発表が控えているだけに、その手前で出てくる決算は大きな注目を集める。あすも半導体株が相場の主役となる可能性が高いだけに、強い動きで日本株をけん引してくれる展開に期待したい。