NY株見通し-底堅い展開か 小売売上高などの経済指標に注目
今晩は底堅い展開か。昨日はダウ平均が151.52ドル高(+0.40%)、S&P500が0.96%高、ナスダック総合が1.30%高と主要3指数がそろって反発した。予想を上回る1月消費者物価指数(CPI)を受けて前日に大幅安となったことで押し目買いが強まったほか、米10年債利回りが低下したことも追い風となった。ただ、3指数ともに、前日の下落幅は回復できず、S&P500はわずかながら5000ポイントの大台を上回って終了した。引け後の動きでは弱い売上高見通しが嫌気されたシスコ・システムズが時間外で5%超下落した一方、決算が予想を上回ったトリップアドバイザーが7%近く上昇した。
今晩の取引では米国経済のソフトランディング期待や総じて強い第4四半期決算を背景に底堅い展開が期待されるが、足もとの景気や雇用動向を巡り寄り前に発表される1月小売売上高や新規失業保険申請件数などの経済指標が焦点となりそうだ。1月小売売上高は前月比-0.1%と12月の+0.6%から減少が見込まれ、自動車を除く売上高も+0.2%と12月の+0.4%から減速が見込まれている。
今晩の米経済指標・イベントは1月小売売上高、新規失業保険申請件数のほか、2月NY連銀製造業業況指数、2月フィラデルフィア連銀業況指数、1月鉱工業生産など。このほか、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の講演も予定されている。企業決算は寄り前にサザン、ディア、引け後にアプライド・マテリアルズ、デジタル・リアルティー・トラストなどが発表予定。(執筆:2月15日、14:00)
今晩の取引では米国経済のソフトランディング期待や総じて強い第4四半期決算を背景に底堅い展開が期待されるが、足もとの景気や雇用動向を巡り寄り前に発表される1月小売売上高や新規失業保険申請件数などの経済指標が焦点となりそうだ。1月小売売上高は前月比-0.1%と12月の+0.6%から減少が見込まれ、自動車を除く売上高も+0.2%と12月の+0.4%から減速が見込まれている。
今晩の米経済指標・イベントは1月小売売上高、新規失業保険申請件数のほか、2月NY連銀製造業業況指数、2月フィラデルフィア連銀業況指数、1月鉱工業生産など。このほか、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の講演も予定されている。企業決算は寄り前にサザン、ディア、引け後にアプライド・マテリアルズ、デジタル・リアルティー・トラストなどが発表予定。(執筆:2月15日、14:00)