欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、小幅高

 16日の欧州外国為替市場でドル円は小幅高。22時時点では150.29円と20時時点(150.25円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。本日発表される1月米卸売物価指数(PPI)を控えて動きづらい展開の中、米10年債利回りが4.27%台まで上昇したことで、150.30円前後で強含みに推移した。

 ユーロドルは小動き。22時時点では1.0768ドルと20時時点(1.0768ドル)とほぼ同水準だった。本日発表される1月米PPIを控えたポジション調整の買いで、一時1.0780ドルまで上値を伸ばしたものの、21日のNYカットオプション1.0778ドルや1.0780ドルが上値を抑えた。
 シュナーベルECB専務理事は、ECBのインフレ目標2%の達成が生産性の伸び悩みで遅れる可能性があると指摘した。

 ユーロ円は22時時点では161.83円と20時時点(161.79円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。一時161.90円まで上値を伸ばす場面も見られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.83円 - 150.37円
ユーロドル:1.0757ドル - 1.0780ドル
ユーロ円:161.45円 - 161.90円

(山下)
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