欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、底堅い

 22日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。22時時点では150.40円と20時時点(150.16円)と比べて24銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.33%台まで上昇するにつれて買いが強まり、一時150.42円付近まで上げて本日高値の150.46円に迫っている。

 ユーロドルは頭が重い。22時時点では1.0844ドルと20時時点(1.0857ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。欧州序盤に1.0888ドルまで上昇した後は上値を切り下げる展開となっており、米長期金利の上昇も重なって1.0840ドル台まで下押しした。
 なお、1月25日分の欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨では「委員間で利下げについて議論するには時期尚早であるという幅広いコンセンサス」「金利を早期に引き下げるリスクの方が、遅く引き下げるリスクよりも大きい」などの見解が示された。

 ユーロ円は22時時点では163.10円と20時時点(163.03円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルが下げた一方、ドル円が上昇したため下値は堅かった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:150.02円 - 150.46円
ユーロドル:1.0817ドル - 1.0888ドル
ユーロ円:162.56円 - 163.47円


(越後)
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