欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、強含み

 23日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。20時時点では150.73円と17時時点(150.55円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.34%台まで上昇するにつれて買いが進行。昨日高値の150.69円を上抜けて150.77円まで値を上げた。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0824ドルと17時時点(1.0829ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。米金利上昇が上値を抑えたが、総じて1.08ドル台前半で方向感を欠いている。
 なお、ホルツマン・オーストリア中銀総裁から「FRBより先に利下げを実施する状況は見当たらない」、シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事から「ユーロ圏の経済は底を打ちつつある」などの発言が伝わったが、ユーロ相場への影響は限定的となっている。

 ユーロ円は底堅い。20時時点では163.15円と17時時点(163.04円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれる形で163.20円まで日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:150.38円 - 150.77円
ユーロドル:1.0814ドル - 1.0833ドル
ユーロ円:162.79円 - 163.20円


(越後)
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