ロンドン為替見通し=明日のユーロ圏2月インフレ率の先行指標の独仏インフレ率に注目
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、明日発表されるユーロ圏2月消費者物価指数(HICP)速報値の先行指標となる独仏の2月消費者物価指数(CPI)速報値を見極めて、米1月PCEデフレーターを待つことになる。
また、月末のロンドン・フィキシングでのフローには警戒しておきたい。
さらに、ユーロドルのNYカットオプションが、1.0855ドル(29日)、1.0850ドル(3月1日)、1.0845ドル(3月5・6日)、1.0835ドル(3月7日)、1.0800ドル(29日)、1.0795ドル(29日)に控えており、値動きを抑制する可能性にも留意しておきたい。
2月仏CPI速報値は前月比+0.7%/前年比+2.7%と予想されており、1月の前年比+3.1%からの伸び率鈍化が見込まれている。2月独CPI速報値は前月比+0.5%/前年比+2.6%と予想されており、1月の前年比+2.9%からの伸び率鈍化が見込まれている。
予想通りに独仏の2月のCPIの伸び率が鈍化していた場合、ユーロ圏2月HICPの伸び率鈍化の可能性が高まることになる。
しかしながら、先日ラガルドECB総裁が「インフレ率低下は続くだろうが、それが2%目標の持続的な達成につながるという確信を政策委員会は必要としている」と述べたように、確信には至らないのかもしれない。
すなわち、4月末に発表される1-3月の賃金データを見極めてから、6月以降の欧州中央銀行(ECB)理事会での利下げ開始が協議されるのかもしれない。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0932ドル(日足一目均衡表・雲の下限)
・ユーロ円:164.22円(ピボット・ターニングポイント)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0762ドル(2/20安値)
・ユーロ円:161.73円(2/20安値)
(山下)
また、月末のロンドン・フィキシングでのフローには警戒しておきたい。
さらに、ユーロドルのNYカットオプションが、1.0855ドル(29日)、1.0850ドル(3月1日)、1.0845ドル(3月5・6日)、1.0835ドル(3月7日)、1.0800ドル(29日)、1.0795ドル(29日)に控えており、値動きを抑制する可能性にも留意しておきたい。
2月仏CPI速報値は前月比+0.7%/前年比+2.7%と予想されており、1月の前年比+3.1%からの伸び率鈍化が見込まれている。2月独CPI速報値は前月比+0.5%/前年比+2.6%と予想されており、1月の前年比+2.9%からの伸び率鈍化が見込まれている。
予想通りに独仏の2月のCPIの伸び率が鈍化していた場合、ユーロ圏2月HICPの伸び率鈍化の可能性が高まることになる。
しかしながら、先日ラガルドECB総裁が「インフレ率低下は続くだろうが、それが2%目標の持続的な達成につながるという確信を政策委員会は必要としている」と述べたように、確信には至らないのかもしれない。
すなわち、4月末に発表される1-3月の賃金データを見極めてから、6月以降の欧州中央銀行(ECB)理事会での利下げ開始が協議されるのかもしれない。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0932ドル(日足一目均衡表・雲の下限)
・ユーロ円:164.22円(ピボット・ターニングポイント)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0762ドル(2/20安値)
・ユーロ円:161.73円(2/20安値)
(山下)