4日香港株=続伸して始まるか、米ハイテク株高が支え

 週明け4日の香港市場は続伸して始まるか。前週末のNY市場で、長期金利の低下を受けてハイテク株が買われた流れを引き継ぎそうだ。1日発表の2月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数 (PMI)などの経済指標が弱い結果となり、米長期金利の指標となる米10年債利回りが低下した。

 もっとも、買い一巡後は上値が重い展開があり得る。全国人民代表大会(全人代)があす開幕し、李強首相が政府活動報告を読み上げる。2024年の国内総生産(GDP)成長率目標や、財政赤字の対GDP比率などの内容を見極めたいとの気分が次第に広がりそうだ。

 1日のNY株式相場はダウ平均が続伸した。ナスダック総合は2021年11月以来、2年3カ月ぶりに取引時間中の史上最高値を更新。終値でも2日連続で最高値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。生活アプリ運営の美団(03690)、香港コングロマリットの新世界発展(00017)が香港終値を上回った半面、電気自動車の理想汽車(02015)、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
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