東京外国為替市場概況・8時 ドル円、下げ渋り

 4日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。8時時点では150.10円とニューヨーク市場の終値(150.12円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。週末2日に政府が物価上昇傾向を受けて、デフレ脱却を表明することを検討するとの一部報道が伝わったことで、早朝に先週末安値149.96円を小幅に下抜け149.92円まで下押しした。しかし、本日も日経平均の上昇が期待され、4万円の大台に乗せるとの予想が高まる中で一方的な売り仕掛けも続かず下げ渋った。

 ユーロドルは小動き。8時時点では1.0840ドルとニューヨーク市場の終値(1.0837ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。先週末引け値水準で小動き。本日はユーロ圏から主だった経済指標の発表が予定されていないことや、現行水準近辺には複数のオプションがあることも値動きを狭めている。

 ユーロ円も小動き。8時時点では162.68円とニューヨーク市場の終値(162.68円)とほぼ同水準だった。ドル円の下落に連れて162.50円まで弱含んだが、ドル円が下げ渋るとユーロ円も同様に買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.92円 - 150.14円
ユーロドル:1.0838ドル - 1.0843ドル
ユーロ円:162.50円 - 162.80円

(松井)
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