東京外国為替市場概況・10時 ドル円、軟調

 8日の東京外国為替市場でドル円は軟調。10時時点では147.75円とニューヨーク市場の終値(148.05円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。日銀の早期政策修正観測が高まる中、本邦10年債利回りが一時0.74%台に上昇したことを眺めて円買いが優勢となると、2月2日以来となる147.53円まで下値を広げた。ただ、その後は仲値に向けてドルが買われると147.70円台までやや値を戻す場面も見られた。

 ユーロドルは小幅高。10時時点では1.0951ドルとニューヨーク市場の終値(1.0948ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でドル売り・円買いが強まったこともあり、一時1.0956ドルまで上昇して1月15日以来の高値を付けた。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では161.80円とニューヨーク市場の終値(162.08円)と比べて28銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の動きに連れて161.62円まで下落した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.53円 - 148.06円
ユーロドル:1.0945ドル - 1.0956ドル
ユーロ円:161.62円 - 162.09円

(川畑)
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