東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上値重い

 12日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。17時時点では147.33円と15時時点(147.52円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。日銀関連の報道で15時過ぎに147.23円まで下押すも持ち直し、暫くは147.40円を挟み上下が続いた。一部メディアが関係筋の話として「次回の日銀会合でマイナス金利解除の是非を議論する見通し」と報じた。ロンドン勢が参入するにつれ伸び悩み、再び147.30円割れまで上値を切り下げた。時間外の米10年債利回りがやや低下したことも重しとなった。

 ユーロ円は弱含み。17時時点では161.06円と15時時点(161.36円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に日銀会合に絡んだ報道に161円手前まで売りで反応も、その後は161円前半でもみ合った。英雇用データで週平均賃金が一部市場予想を下回ったことが分かると、ポンド円が189円付近から188.40円割れまで下落。ユーロ円もつれる形で161.01円付近まで売り押された。

 ユーロドルは小安い。17時時点では1.0932ドルと15時時点(1.0938ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。欧州勢の参入後も動意の鈍さが続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.62円 - 147.60円
ユーロドル:1.0921ドル - 1.0939ドル
ユーロ円:160.28円 - 161.44円


(小針)
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