ロンドン為替見通し=複数のECB高官の講演に要注目か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、米10年債利回りの上昇を受けて上値が重い展開が予想される中、複数の欧州中央銀行(ECB)高官の講演を見極める展開となる。
最近のユーロドル相場は、NYカットオプションが値動きを抑制する展開が続いており、1.0900ドルのNYカットオプション(15・18・20・21日)のマグネット効果には警戒しておきたい。
ハト派のパネッタ伊中銀総裁は、先日、ユーロ圏のインフレ率が予想を上回るペースで鈍化していることで、早期の利下げ開始を主張しており、本日も同様のハト派的な見解が予想される。
タカ派のブイチッチ・クロアチア中銀総裁は、先日、ECBの利下げ開始時期は夏以降になると主張しており、本日も同様のタカ派的な見解が予想される。
レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミストは、先日、6月までの利下げの可能性を示唆しており、本日も同様の見解ならば、ユーロの上値を抑える要因となる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0981ドル(3/8高値)
・ユーロ円:162.85円(3/7高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0838ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:160.90円(3/13安値)
(山下)
最近のユーロドル相場は、NYカットオプションが値動きを抑制する展開が続いており、1.0900ドルのNYカットオプション(15・18・20・21日)のマグネット効果には警戒しておきたい。
ハト派のパネッタ伊中銀総裁は、先日、ユーロ圏のインフレ率が予想を上回るペースで鈍化していることで、早期の利下げ開始を主張しており、本日も同様のハト派的な見解が予想される。
タカ派のブイチッチ・クロアチア中銀総裁は、先日、ECBの利下げ開始時期は夏以降になると主張しており、本日も同様のタカ派的な見解が予想される。
レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミストは、先日、6月までの利下げの可能性を示唆しており、本日も同様の見解ならば、ユーロの上値を抑える要因となる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.0981ドル(3/8高値)
・ユーロ円:162.85円(3/7高値)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0838ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:160.90円(3/13安値)
(山下)