ロンドン為替見通し=英独の経済指標やECB高官の発言に要注目か
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、ECB高官の講演やユーロ圏1月鉱工業生産を見極め、ポンドドルは1月英国内総生産などを見極める展開となる。
1月ユーロ圏鉱工業生産の予想は前月比▲1.5%、前年比▲2.9%となっており、2023年後半のユーロ圏域内総生産(GDP)はテクニカル・リセッションを回避したものの、2024年1-3月期の景況感の悪化には警戒しておきたい。
チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事は、先日、「需要はまだ弱く、インフレ期待は固定されているため、インフレを抑制するために金融政策によってさらなるスラック(需給の緩み)を生み出す必要はない」と述べており、本日の講演では、利下げ開始時期への言及に要注目か。
ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は、先日、利下げ開始は6月とみている、と述べており、本日の講演でも同様の見解が予想される。
1月英国内総生産(GDP、予想:前月比+0.2%)、鉱工業生産、製造業生産高では、昨年後半にテクニカル・リセッション(景気後退)入りした英国の今年第1四半期の景況感を見極めることになる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1046ドル(1/2高値)
・ユーロ円:162.96円(3/6高値)
・ポンドドル:1.2894ドル(3/8高値)
・ポンド円:189.58円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0836ドル(日足一目均衡表・雲の下限)
・ユーロ円:160.22円(3/11安値)
・ポンドドル:1.2715ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ポンド円:187.97円(3/11安値)
(山下)
1月ユーロ圏鉱工業生産の予想は前月比▲1.5%、前年比▲2.9%となっており、2023年後半のユーロ圏域内総生産(GDP)はテクニカル・リセッションを回避したものの、2024年1-3月期の景況感の悪化には警戒しておきたい。
チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事は、先日、「需要はまだ弱く、インフレ期待は固定されているため、インフレを抑制するために金融政策によってさらなるスラック(需給の緩み)を生み出す必要はない」と述べており、本日の講演では、利下げ開始時期への言及に要注目か。
ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は、先日、利下げ開始は6月とみている、と述べており、本日の講演でも同様の見解が予想される。
1月英国内総生産(GDP、予想:前月比+0.2%)、鉱工業生産、製造業生産高では、昨年後半にテクニカル・リセッション(景気後退)入りした英国の今年第1四半期の景況感を見極めることになる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1046ドル(1/2高値)
・ユーロ円:162.96円(3/6高値)
・ポンドドル:1.2894ドル(3/8高値)
・ポンド円:189.58円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0836ドル(日足一目均衡表・雲の下限)
・ユーロ円:160.22円(3/11安値)
・ポンドドル:1.2715ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ポンド円:187.97円(3/11安値)
(山下)