ロンドン為替見通し=独Ifoへの反応こなし、ECB高官の講演にらみつつNY待ち

 ロンドンタイムは、昨日のユーロ圏や欧州主要国の11月購買担当者景気指数(PMI)の強弱へ欧州通貨が相応に反応した後を受け、11月独Ifo企業景況感指数(市場予想:87.5、前回10月:86.9)への市場の反応を注視する。7-9月期独国内総生産(GDP)の改定値も発表となる。

 米感謝祭と土・日の狭間で休暇を取っている海外の市場関係者も多いため動意が限られ、取引が薄いなかの調整フローに飲み込まれてしまうような動きにとどまるかもしれないが、経済指標とあわせ、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の講演内容にも一応留意。21日の同総裁の講演ではこれまで通り「今後のデータ次第」としつつ「今後数カ月間に総合インフレ率が再び若干上昇すると予想」「勝利宣言を始める時期ではない」などとも述べたものの、ユーロはロンドン・フィキシングに絡んだ売りフローで上値が重かった。22時講演のデギンドスECB副総裁の発言なども横目に、NY勢の動き出しを待つことになる。


想定レンジ上限
・ユーロドル:8月11日高値1.1005ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:200日移動平均線1.0811ドル。

(関口)
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