NY為替見通し=米国雇用関連指標、円買い介入、複数のFRB高官の発言に要注目か
本日のNY為替市場のドル円は、中東の地政学リスクや本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性に警戒しながら、米国の経済指標、複数の米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を見極めて行く展開が予想される。
ドル円は、米国10月の物価指数の伸び率鈍化を受けて151円台での伸び悩む展開が続いているが、本日の米国経済指標を受けて152円台に向けて強含む局面があった場合は、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性に警戒しておきたい。
前週分の米新規失業保険申請件数の予想は22.0万件、失業保険継続受給者数の予想は184.7万人となっており、米国11月の雇用統計の調査対象週(11月12日週)の数字ではないものの、11月の雇用情勢を確認する意味で要注目となる。
また、11月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:▲9.0)、10月米輸入物価指数(予想:前月比▲0.3%)、10月米鉱工業生産(予想:前月比▲0.3%)設備稼働率(予想:79.4%)にも要注目か。
10月の物価指数の伸び率鈍化を受けて、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」では、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では据え置き観測、そして2024年5月のFOMCでの利下げ開始観測が高まっている。
本日は、メスター米クリーブランド連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事、クックFRB理事の講演が予定されており、金融政策への言及に要注目となる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、11月13日の高値の151.91円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、日足一目均衡表・転換線の150.58円。
(山下)
ドル円は、米国10月の物価指数の伸び率鈍化を受けて151円台での伸び悩む展開が続いているが、本日の米国経済指標を受けて152円台に向けて強含む局面があった場合は、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性に警戒しておきたい。
前週分の米新規失業保険申請件数の予想は22.0万件、失業保険継続受給者数の予想は184.7万人となっており、米国11月の雇用統計の調査対象週(11月12日週)の数字ではないものの、11月の雇用情勢を確認する意味で要注目となる。
また、11月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:▲9.0)、10月米輸入物価指数(予想:前月比▲0.3%)、10月米鉱工業生産(予想:前月比▲0.3%)設備稼働率(予想:79.4%)にも要注目か。
10月の物価指数の伸び率鈍化を受けて、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」では、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では据え置き観測、そして2024年5月のFOMCでの利下げ開始観測が高まっている。
本日は、メスター米クリーブランド連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事、クックFRB理事の講演が予定されており、金融政策への言及に要注目となる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、11月13日の高値の151.91円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、日足一目均衡表・転換線の150.58円。
(山下)