ロンドン為替見通し=動きにくさあるがECB高官発言の内容には留意

 ロンドンタイムは、引き続き米感謝祭前の調整フローに注意しつつも、動意につながりそうな欧州経済指標の発表が乏しく、動きにくさもある状態か。20時から講演を行うセンテノ・ポルトガル中銀総裁の発言内容には一応留意したい。

 同総裁はここ最近の発言でユーロ圏経済のソフトランディンに対する不安に言及。政策金利については、やがて下方向へ向かうとの見解を示していた。政策金利が0%へ戻ることには否定的な見解を示していたものの、総じて弱めな内容。改めて動意を荒っぽくするような発言はないとみるが、ユーロの戻りを鈍くする方向な見方を示しそうであることには注意しておきたい。


想定レンジ上限
・ユーロドル:8月11日高値1.1005ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:17日安値1.0825ドル。

(関口)
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