東京外国為替市場概況・15時 ドル円、年初来高値を更新

 20日午後の東京外国為替市場でドル円は年初来高値を更新。15時時点では151.53円と12時時点(151.23円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。日銀のゼロ金利政策が当面継続することが表明され、今夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのドット・プロット(金利予測分布図)が年2回の利下げというタカ派的な見通しに変更されるのではないかとの警戒感から、一時151.58円まで上値を伸ばした。

 ユーロ円も上昇。15時時点では164.65円と12時時点(164.37円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。日銀の緩和的スタンスが当分継続されるとの見方から、一時164.69円まで上値を伸ばした。ポンド円も192.78円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは小幅安。15時時点では1.0865ドルと12時時点(1.0869ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。今夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を控えて、NYカットオプション(22日:1.0870ドル、22日:1.0865ドル、26日:1.0860ドル、22日:1.0850ドル)が値動きを抑制する展開が続いた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.77円 - 151.58円
ユーロドル:1.0858ドル - 1.0871ドル
ユーロ円:163.83円 - 164.69円

(山下)
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