欧州マーケットダイジェスト・22日 独株最高値・金利低下・ユーロ安
(22日終値:23日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=151.42円(22日15時時点比▲0.07円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.63円(▲0.58円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0806ドル(▲0.0034ドル)
FTSE100種総合株価指数:7930.92(前営業日比△48.37)
ドイツ株式指数(DAX):18205.94(△26.69)
10年物英国債利回り:3.928%(▲0.067%)
10年物独国債利回り:2.323%(▲0.082%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月独輸入物価指数
前月比 0.0% ▲1.0%・改
前年比 ▲5.9% ▲7.0%・改
2月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 0.0% 3.6%・改
前年比 ▲0.4% 0.5%・改
2月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 0.2% 3.4%・改
前年比 ▲0.5% 0.5%・改
3月独Ifo企業景況感指数 87.8 85.7・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは軟調だった。欧州中央銀行(ECB)の利下げ開始時期が近づいているとの観測を背景にユーロ売りが優勢となった。3月独Ifo企業景況感指数が87.8と予想の86.0を上回ったことが分かると1.0832ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。買い戻しが一巡すると再び上値が重くなり、2時30分過ぎに一時1.0805ドルと1日以来の安値を付けた。
なお、ナーゲル独連銀総裁は「おそらく初回の利下げは夏季休暇前になる」「利下げが早すぎた例をこれまでに見てきている」などと述べた一方、シクルーナ・マルタ中銀総裁は「早ければ4月に利下げに踏み切る可能性を排除すべきではない」などと語った。
・ドル円は下げ渋り。2022年10月21日の高値151.95円やノックアウトオプションが観測されている152.00円手前で上値の重さを確認したこともあって、利食い売りなどが先行。NY勢参入後は米10年債利回りの低下に伴う円買い・ドル売りが入り、一時151.01円と日通し安値を更新した。
ただ、節目の151.00円手前では下げ渋った。対ユーロ主導でドル高が進むと、円に対してもドル買いが入り151.44円付近まで下値を切り上げた。
なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はFRB主催のイベントで挨拶したものの、金融政策については言及しなかった。
・ユーロ円はさえない。前日の英中銀(BOE)やスイス国立銀行(中央銀行、SNB)の金融政策公表後に、ECBの利下げ開始時期が近づいているとの見方が一段と強まったことからユーロ売りが出やすい地合いとなった。24時前には一時163.49円と本日安値を更新した。
・ロンドン株式相場は続伸し、昨年3月以来1年ぶりの高値で取引を終えた。BOEが利下げに向かっているとの観測が広がる中、この日も株買いが続いた。HSBCやロイズ・バンキング・グループなど金融株が買われたほか、セグロやユナイト・グループなど不動産株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は4日続伸し、史上最高値を更新した。ECBの利下げ開始時期が近づいているとの見方が一段と強まる中、この日も株買いが広がった。個別ではシーメンス・エナジー(4.23%高)やザルトリウス(2.50%高)、ザランド(2.45%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。ECBの利下げ開始時期が近づいているとの見方から、独国債が買われた。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=151.42円(22日15時時点比▲0.07円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.63円(▲0.58円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0806ドル(▲0.0034ドル)
FTSE100種総合株価指数:7930.92(前営業日比△48.37)
ドイツ株式指数(DAX):18205.94(△26.69)
10年物英国債利回り:3.928%(▲0.067%)
10年物独国債利回り:2.323%(▲0.082%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月独輸入物価指数
前月比 0.0% ▲1.0%・改
前年比 ▲5.9% ▲7.0%・改
2月英小売売上高(自動車燃料含む)
前月比 0.0% 3.6%・改
前年比 ▲0.4% 0.5%・改
2月英小売売上高(自動車燃料除く)
前月比 0.2% 3.4%・改
前年比 ▲0.5% 0.5%・改
3月独Ifo企業景況感指数 87.8 85.7・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは軟調だった。欧州中央銀行(ECB)の利下げ開始時期が近づいているとの観測を背景にユーロ売りが優勢となった。3月独Ifo企業景況感指数が87.8と予想の86.0を上回ったことが分かると1.0832ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。買い戻しが一巡すると再び上値が重くなり、2時30分過ぎに一時1.0805ドルと1日以来の安値を付けた。
なお、ナーゲル独連銀総裁は「おそらく初回の利下げは夏季休暇前になる」「利下げが早すぎた例をこれまでに見てきている」などと述べた一方、シクルーナ・マルタ中銀総裁は「早ければ4月に利下げに踏み切る可能性を排除すべきではない」などと語った。
・ドル円は下げ渋り。2022年10月21日の高値151.95円やノックアウトオプションが観測されている152.00円手前で上値の重さを確認したこともあって、利食い売りなどが先行。NY勢参入後は米10年債利回りの低下に伴う円買い・ドル売りが入り、一時151.01円と日通し安値を更新した。
ただ、節目の151.00円手前では下げ渋った。対ユーロ主導でドル高が進むと、円に対してもドル買いが入り151.44円付近まで下値を切り上げた。
なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はFRB主催のイベントで挨拶したものの、金融政策については言及しなかった。
・ユーロ円はさえない。前日の英中銀(BOE)やスイス国立銀行(中央銀行、SNB)の金融政策公表後に、ECBの利下げ開始時期が近づいているとの見方が一段と強まったことからユーロ売りが出やすい地合いとなった。24時前には一時163.49円と本日安値を更新した。
・ロンドン株式相場は続伸し、昨年3月以来1年ぶりの高値で取引を終えた。BOEが利下げに向かっているとの観測が広がる中、この日も株買いが続いた。HSBCやロイズ・バンキング・グループなど金融株が買われたほか、セグロやユナイト・グループなど不動産株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は4日続伸し、史上最高値を更新した。ECBの利下げ開始時期が近づいているとの見方が一段と強まる中、この日も株買いが広がった。個別ではシーメンス・エナジー(4.23%高)やザルトリウス(2.50%高)、ザランド(2.45%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は上昇。ECBの利下げ開始時期が近づいているとの見方から、独国債が買われた。
(中村)