ロンドン為替見通し=ユーロドル、週前半レンジをなぞるか CHF動向には注視

 本日のロンドン為替市場でユーロドルは、イースター休暇を控えて徐々に手控えムードが広がるなか、基本的には1.0830ドル台で下向きの200日移動平均線を念頭に置きながら週前半のレンジをなぞることになりそうだ。

 昨日の強含んだ場面では日足一目均衡表・基準線や転換線の手前から失速しており、上サイドでは1.08ドル後半の両線が依然として抵抗帯と見込む。下サイドは本日1.0790ドル、明日以降は1.08ドル台に浮上が見込まれる日足一目・雲の下限が支持水準。

 経済指標は、仏やユーロ圏の3月消費者信頼感指数や同月ユーロ圏経済信頼感指数のみであり、相場へのインパクトは弱いだろう。前半にチポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事やカザークス・ラトビア中銀総裁の講演が予定されている。ECB理事会が完全に利下げを視野にいれたような発言が目立ち始めるなか、両者がどの程度まで金利引き下げに踏み込んだ発言をしてくるか注目される。

 なお、昨日も地合いが弱かったスイスフランの動向には注視したい。ドルスイスフランは昨日、0.90フラン半ばで2023年11月13日以来の高値に迫った。ユーロスイスフランにおいては一時0.98フラン台に乗せて、同年6月下旬以来の水準までユーロ買いフラン売りが進行。スイス中銀(SNB)のサプライズ利下げの影響は色濃く残っており、ある程度の調整がありながらも、フラン安の流れが続くことになるか。

 他、欧州序盤にはスウェーデン中銀が政策金利を発表予定。大方の市場予想は4.00%で据え置きとされている。注目は前回会合の声明で示唆された早期利下げについて、更に突っ込んだ言及があるかどうか。ちなみに、2月スウェーデン消費者物価指数(CPI)は前年比4.5%と前回5.4%から大きく鈍化していた。

想定レンジ上限
・ユーロドル、日足一目均衡表・基準線1.0886ドル
・ユーロスイスフラン、2023年6月22日高値0.9842フラン

想定レンジ下限
・ユーロドル、日足一目均衡表・雲の下限1.0790ドル
・ユーロスイスフラン、日足一目均衡表・転換線0.9710フラン


(小針)
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