NY為替見通し=取引薄いなか米ISM製造業景気指数を受けたドル相場の振れ追うことに

 NYタイムは、イースターマンデーの欧州勢不在で取引が薄いなか、注目指標の1つ3月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数(予想:48.4、前回2月:47.8)の強弱を受けたドル相場の振れを追うことになる。

 前回からの改善を市場は見込んでいるが、予想比での強弱が米金利やドル相場の方向性を決めやすいとみる。特に予想を上回る改善となった場合の米早期利下げ観測後退によるドル買いの強まりに大きめな動きで反応しやすいかもしれない。

 ただ、商いが乏しいなかで反応が過剰となり思わぬ高値で買いを掴んでしまったり、逆に安値を売り込んでしまったりするリスクにも注意が必要。大きな流れから乖離した上下へ安易に追随して不利なポジションを構築してしまうことは避けたい。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、1990年7月6日高値152.30円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、3月21日安値150.27円。

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。