東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ渋り

 17日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。17時時点では154.61円と15時時点(154.63円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。欧州通貨を中心にドル売りが進むと、ドル円も154.46円まで小幅に下値を広げた。しかし、クロス円の買い戻しもあり下げ渋った。

 ユーロドルは小幅高。17時時点では1.0625ドルと15時時点(1.0612ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米10年債利回りが4.64%台まで低下したことや、経済指標の発表後にポンドに対してドルが売られると、ユーロドルも1.0638ドルまで小幅に強含んだ。
 なお、ポンドドルは1.2479ドル、ユーロポンドは0.8521ポンド、ポンド円は192.75円まで一時ポンド買いが進行。3月の英消費者物価指数(CPI)が市場予想を上振れると、発表直後は動きが鈍かったものの徐々にポンド買いが優勢になった。

 ユーロ円は買い戻し。17時時点では164.27円と15時時点(164.09円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。15時過ぎには163.93円まで弱含んだが、ダウ先物がプラス圏を回復したことや、欧州株式市場も反発していることで164.30円台まで買い戻された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.46円 - 154.73円
ユーロドル:1.0606ドル - 1.0638ドル
ユーロ円:163.93円 - 164.49円


(松井)
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