NY為替見通し=多数OP観測される155円巡る攻防、米耐久財受注への反応に注意
NYタイムは、引き続き多数のオプション(OP)が観測される節目155.00円を巡る攻防を注視する展開となろう。日本当局の円買い介入への警戒感もあって抜けきれないが、ここまでの円安地合いを眺めたNY勢が市場参入にかけて仕掛け的な動きを見せる展開にも注意したい。
序盤発表の3月米耐久財受注額は動意のきっかけになりやすい材料。市場予想や前月の数値とかい離した結果になることも多い指標の1つである。
数字の強弱が必ずしも継続的なトレンドを作るともいえないが、結果を受けた米金利の振れがドルの上下につながることが想定できる。強めな結果となりドル買い方向へ傾く流れに乗じて短期投機的な動きが重なれば、なかなか攻略できなかった155.00円の節目突破や、上抜けにより買いが勢いづくことも考えられる。
ただ、やはり介入警戒感も拭えず、足の速い向きが即座に売り逃げるパターンも視野に入れて臨みたい。追随して高値を掴んで不利なポジションを取ることになり、身動きがとりづらい状況に陥るリスクもある。
また、神経質な状態ななか行われる米5年債入札を受けた米金利動向もドル相場の振れにつながるため反応に留意したい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、オプション(OP)バリア観測の節目155.00円や次にOPが控える155.40円・155.85円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、153.78円へ切り上がった日足一目均衡表・転換線。
(関口)
序盤発表の3月米耐久財受注額は動意のきっかけになりやすい材料。市場予想や前月の数値とかい離した結果になることも多い指標の1つである。
数字の強弱が必ずしも継続的なトレンドを作るともいえないが、結果を受けた米金利の振れがドルの上下につながることが想定できる。強めな結果となりドル買い方向へ傾く流れに乗じて短期投機的な動きが重なれば、なかなか攻略できなかった155.00円の節目突破や、上抜けにより買いが勢いづくことも考えられる。
ただ、やはり介入警戒感も拭えず、足の速い向きが即座に売り逃げるパターンも視野に入れて臨みたい。追随して高値を掴んで不利なポジションを取ることになり、身動きがとりづらい状況に陥るリスクもある。
また、神経質な状態ななか行われる米5年債入札を受けた米金利動向もドル相場の振れにつながるため反応に留意したい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、オプション(OP)バリア観測の節目155.00円や次にOPが控える155.40円・155.85円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、153.78円へ切り上がった日足一目均衡表・転換線。
(関口)