ロンドン為替見通し=PMI発表も改定値、NY勢の参入まで動きにくそう

 ロンドンタイムは、注目度の高い欧州景況指標である製造業購買担当者景気指数(PMI)の発表が予定されている。しかし改定値であり、速報値と変わらずの結果が見込まれていて、同数値からかなり大きな修正が入らなければ、ユーロなど欧州通貨の動意につながりにくい。

 市場の注目は、米連邦公開市場委員会(FOMC)にドル売りで反応したことや、本邦通貨当局による円買い介入が背景と思われる対円でのドル売りも強まった後を受け、明日の4月米雇用統計へ移行しつつあるもよう。PMI改定値は欧州通貨の強いトレンド形成につながりづらいとみる。米雇用統計発表を明日に控えるなか、労働関連指標の1つである米失業保険に関する数値の発表を控えていることも、NY勢の動き出しまで為替が動きにくそうと感じさせる。


想定レンジ上限
・ユーロドル:週足一目均衡表・転換線1.0791ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル: 4月16日につけた年初来安値1.0601ドル。

(関口)
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