東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下げ渋り

 9日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。15時時点では155.62円と12時時点(155.59円)と比べて3銭程度のドル高水準だった。日経平均のマイナス転や本邦通貨当局による円買い介入への警戒感などから155.50円台で伸び悩む場面はあった。もっとも、時間外の米10年債利回りが4.50%台で高止まりしていることで、155.65円前後まで持ち直した。

 ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.0744ドルと12時時点(1.0747ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。材料難の中、NYカットオプションの行使価格が集中している1.0750ドル付近でこう着した。
 
 ユーロ円は伸び悩み。15時時点では167.20円と12時時点(167.22円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が高値圏で高止まりしていることで、一時167.27円までわずかに上値を伸ばした。しかしながら、日経平均株価が大引けにかけてマイナス幅を広げたことで水準を切り下げた。

 豪ドル円は102.47円、NZドル円は93.49円、ポンド円は194.47円まで買われる場面があった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.17円-155.70円 
ユーロドル:1.0742ドル-1.0752ドル 
ユーロ円:166.75円-167.27円

(山下)
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