ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、強含み

 13日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは強含み。24時時点では1.0804ドルと22時時点(1.0798ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.45%台まで低下するとユーロ買い・ドル売りが優勢となった。22時30分過ぎには一時1.0807ドルと日通し高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時105.06まで低下した。

 ドル円はじり高。24時時点では155.92円と22時時点(155.75円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。イエレン米財務長官が「G7の国の通貨は市場で決定されるべき」「為替介入は過剰な動きへの対処であるべき」「為替介入はまれな行為であるべき、他国への伝達必要」との見解を改めて強調すると、「政府・日銀が断続的に為替介入を行うのは困難になったのではないか」との見方から円売り・ドル買いが出た。半面、対ユーロなどでドル売りが出た影響を受けたため、上値は限定的だった。

 ユーロ円は堅調。24時時点では168.45円と22時時点(168.18円)と比べて27銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇やドル円の底堅い動きにつれて円売り・ユーロ買いが出た。24時過ぎには一時168.47円と日通し高値を付けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.52円 - 155.96円
ユーロドル:1.0766ドル - 1.0807ドル
ユーロ円:167.54円 - 168.47円

(中村)
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