東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下げ渋り

 15日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。12時時点では156.46円とニューヨーク市場の終値(156.42円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。仲値付近で伸び悩んだ流れが続き、10時過ぎには156.31円まで下押しした。もっとも、昨日ニューヨーク序盤の下押し水準156.23円が目先のサポートとして意識されると切り返す展開に。一部クロス円の上昇も支えに、156.48円付近まで持ち直した。

 ユーロ円は下値が堅い。12時時点では169.37円とニューヨーク市場の終値(169.25円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が下押すタイミングで169.09円までつれ安となった。しかしながら底堅さを確認するに留まり、一巡後は買い戻しが優勢に。昨日高値169.36円を上抜けて、169.40円まで上昇した。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.0825ドルとニューヨーク市場の終値(1.0819ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。豪ドル/ドルの上昇につれ高となり、昨日高値1.0826ドルを僅かに上回って1.0827ドルをつけた。

 豪ドルは強含み。豪賃金指数の発表直後は売りで反応するも直ぐに反発し、対ドルでは0.6620ドル台から0.6644ドルまで上昇した。豪ドル円も103.55円を底に103.96円まで買いが進んだ。1-3月期豪賃金指数(前期比)は0.8%上昇と市場予想の0.9%上昇を下回ったものの、前回分が0.9%から1.0%へと上方修正された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.31円-156.56円 
ユーロドル:1.0813ドル-1.0827ドル 
ユーロ円:169.09円-169.40円



(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。