欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、上昇

 16日の欧州外国為替市場でドル円は上昇。22時時点では155.32円と20時時点(154.67円)と比べて65銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.35%台へ上昇したことで、一時155.35円まで上値を伸ばした。
 5月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は+4.5で予想の+8.0を下回り、前週分の新規失業保険申請件数は22.2万件で予想の22.0万件を上回り、4月米住宅着工件数は136.0万件で予想の142.0万件を下回ったものの、米10年債利回りは上昇し、ドル円は強含みに推移した。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0863ドルと20時時点(1.0872ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。複数の欧州中央銀行(ECB)高官が6月の欧州中央銀行(ECB)理事会での利下げ開始に言及したことや米10年債利回りの上昇で、一時1.0861ドルまで下値を広げた。

 ユーロ円は22時時点では168.72円と20時時点(168.16円)と比べて56銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて168.76円まで上値を伸ばした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.60円-155.35円 
ユーロドル:1.0861ドル-1.0895ドル 
ユーロ円:167.33円-168.76円

(山下)
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