東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上昇

 17日の東京外国為替市場でドル円は上昇した。12時時点では155.87円とニューヨーク市場の終値(155.39円)と比べて48銭程度のドル高水準だった。10時10分の日銀による定例の国債買い入れ通知後に155.80円台まで上げ足を速めた。その後も底堅いまま11時半頃に155.93円まで上値を伸ばした。
 日銀はこの日、国債買い入れオペで5-10年のオファー額を前回と同じ4250億円と公表。一部ではあるが、前回の減額に続いて一段と購入額を減らすとの思惑がくすぶっていたため、オペ据え置きに対して為替は円売りで反応した。

 ユーロ円も強含み。12時時点では169.23円とニューヨーク市場の終値(168.87円)と比べて36銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に日銀のオペ据え置きを受けて円売り・外貨買いが優勢となり、169円台乗せに成功。169.28円までユーロ高・円安が進行した。
 他、ポンド円が197.33円、カナダドル円は114.42円まで上値を伸ばし、NZドル円も95.29円と先月29日につけた年初来高値95.40円に迫った。

 ユーロドルは伸び悩み。12時時点では1.0857ドルとニューヨーク市場の終値(1.0867ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円のドル高推移が重しとなり、昨日安値1.0854ドルに並ぶ水準までじり安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.33円-155.93円 
ユーロドル:1.0854ドル-1.0869ドル 
ユーロ円:168.79円-169.28円


(小針)
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