ロンドン為替見通し=欧英PMIを受けた欧州通貨の振れや、トルコ金融政策への反応に注目
ロンドンタイムは、ユーロ圏や域内主要国の経済指標として注目度が高い各購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表となる。今回5月分は総じて改善が見込まれているものの、前回との比較だけでなく、予想比での数字の強弱への反応にも注目したい。
17時30分に英PMIも発表となるが、こちらは製造業PMI速報値が改善(予想49.5、4月49.1)、サービス部門PMIは悪化(予想54.7、4月55.0)と強弱まちまちの見方。昨日は4月英消費者物価指数(CPI)が予想を上回って英利下げ観測が後退。ポンドを買う動きが広がった後だけに、経済指標の強弱に通常より反応しやすいかもしれない。
20時にトルコ中銀の金融政策発表もあり、主要政策金利である1週間物レポレート50%据え置きが大方の見方。トルコと経済的に結びつきの強い欧州のPMIへの反応も確かめた上で、政策金利や中銀声明の内容を吟味することになる。引き締めスタンスの継続が改めて示されると考えられるが、利上げサイクル終了を示唆する内容であれば、実質金利のマイナス幅が大きなままである点を意識したリラ売りが強まる展開も想定できる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:3月21日高値1.0943ドル。
・ポンドドル:3月21日高値1.2803ドル。
・トルコリラ円:4月29日高値4.91円や節目の5.00円。
想定レンジ下限
・ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.0753ドル。
・ポンドドル:日足一目均衡表・転換線1.2636ドル。
・トルコリラ円:16日安値4.75円
(関口)
17時30分に英PMIも発表となるが、こちらは製造業PMI速報値が改善(予想49.5、4月49.1)、サービス部門PMIは悪化(予想54.7、4月55.0)と強弱まちまちの見方。昨日は4月英消費者物価指数(CPI)が予想を上回って英利下げ観測が後退。ポンドを買う動きが広がった後だけに、経済指標の強弱に通常より反応しやすいかもしれない。
20時にトルコ中銀の金融政策発表もあり、主要政策金利である1週間物レポレート50%据え置きが大方の見方。トルコと経済的に結びつきの強い欧州のPMIへの反応も確かめた上で、政策金利や中銀声明の内容を吟味することになる。引き締めスタンスの継続が改めて示されると考えられるが、利上げサイクル終了を示唆する内容であれば、実質金利のマイナス幅が大きなままである点を意識したリラ売りが強まる展開も想定できる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:3月21日高値1.0943ドル。
・ポンドドル:3月21日高値1.2803ドル。
・トルコリラ円:4月29日高値4.91円や節目の5.00円。
想定レンジ下限
・ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.0753ドル。
・ポンドドル:日足一目均衡表・転換線1.2636ドル。
・トルコリラ円:16日安値4.75円
(関口)