欧州マーケットダイジェスト・23日 株まちまち・金利上昇・ドル底堅い
(23日終値:24日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=156.94円(23日15時時点比△0.22円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.68円(△0.05円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0812ドル(▲0.0011ドル)
FTSE100種総合株価指数:8339.23(前営業日比▲31.10)
ドイツ株式指数(DAX):18691.32(△11.12)
10年物英国債利回り:4.259%(△0.027%)
10年物独国債利回り:2.596%(△0.062%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
5月仏製造業PMI速報値 46.7 45.3
5月仏サービス部門PMI速報値 49.4 51.3
5月独製造業PMI速報値 45.4 42.5
5月独サービス部門PMI速報値 53.9 53.2
5月ユーロ圏製造業PMI速報値 47.4 45.7
5月ユーロ圏サービス部門PMI速報値 53.3 53.3
5月英製造業PMI速報値 51.3 49.1
5月英サービス部門PMI速報値 52.9 55.0
5月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)▲14.3 ▲14.7
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。5月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は予想を上回ったものの、5月仏サービス部門PMI速報値が予想を下回るとユーロ売りが先行。16時30分前に一時1.0812ドルまで値を下げた。ただ、その後に発表された5月独製造業・サービス部門PMIが予想より強い内容だったことが分かると一転買い戻しが優勢に。22時30分過ぎには一時1.0861ドルと日通し高値を更新した。
もっとも、前日の高値1.0864ドルがレジスタンスとして働くと失速した。5月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことが伝わると米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが活発化し、一時1.0809ドルと日通し安値を付けた。
・ドル円は底堅い動き。米長期金利の指標である米10年債利回りが4.40%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。21時30分前に一時156.53円と日通し安値を更新した。
ただ、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると買い戻しが優勢に。5月米PMI速報値が予想を上回ったことも相場の支援材料となり、23時過ぎに一時157.20円と1日以来約3週間ぶりの高値を付けた。米10年債利回りが4.49%台まで上昇したこともドル買いを誘った。
なお、4月米新築住宅販売件数が予想を下回ったことが伝わると156.69円付近まで売られる場面もあったが、反応は一時的だった。
・ユーロ円は方向感に乏しかった。日本時間夕刻に一時169.29円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。23時過ぎには170.32円と4月29日以来の高値を付けた。ただ、NY午後に入ると再び上値が重くなった。米株式市場でダウ平均が580ドル超下落したことなどが相場の重しとなり、3時過ぎには169.60円付近まで下押しした。
・ロンドン株式相場は3日続落。前日の4月英消費者物価指数(CPI)の上振れで英中銀(BOE)による利下げ観測が後退する中、この日も株売りが続いた。ナショナルグリッドやSSEなど公共事業関連の銘柄が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。半面、BAEシステムズやロールス・ロイス・ホールディングスなど資本財サービス株は買われた。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反発。5月独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことで、独経済への懸念が和らぐと株買いが入った。ただ、引けにかけてはダウ平均の下落などが相場の重しとなり、伸び悩んだ。個別ではMTUエアロ・エンジンズ(3.17%高)やフレゼニウス(2.64%高)、シーメンス・エナジー(2.63%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=156.94円(23日15時時点比△0.22円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.68円(△0.05円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0812ドル(▲0.0011ドル)
FTSE100種総合株価指数:8339.23(前営業日比▲31.10)
ドイツ株式指数(DAX):18691.32(△11.12)
10年物英国債利回り:4.259%(△0.027%)
10年物独国債利回り:2.596%(△0.062%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
5月仏製造業PMI速報値 46.7 45.3
5月仏サービス部門PMI速報値 49.4 51.3
5月独製造業PMI速報値 45.4 42.5
5月独サービス部門PMI速報値 53.9 53.2
5月ユーロ圏製造業PMI速報値 47.4 45.7
5月ユーロ圏サービス部門PMI速報値 53.3 53.3
5月英製造業PMI速報値 51.3 49.1
5月英サービス部門PMI速報値 52.9 55.0
5月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)▲14.3 ▲14.7
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは頭が重かった。5月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は予想を上回ったものの、5月仏サービス部門PMI速報値が予想を下回るとユーロ売りが先行。16時30分前に一時1.0812ドルまで値を下げた。ただ、その後に発表された5月独製造業・サービス部門PMIが予想より強い内容だったことが分かると一転買い戻しが優勢に。22時30分過ぎには一時1.0861ドルと日通し高値を更新した。
もっとも、前日の高値1.0864ドルがレジスタンスとして働くと失速した。5月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことが伝わると米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが活発化し、一時1.0809ドルと日通し安値を付けた。
・ドル円は底堅い動き。米長期金利の指標である米10年債利回りが4.40%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。21時30分前に一時156.53円と日通し安値を更新した。
ただ、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると買い戻しが優勢に。5月米PMI速報値が予想を上回ったことも相場の支援材料となり、23時過ぎに一時157.20円と1日以来約3週間ぶりの高値を付けた。米10年債利回りが4.49%台まで上昇したこともドル買いを誘った。
なお、4月米新築住宅販売件数が予想を下回ったことが伝わると156.69円付近まで売られる場面もあったが、反応は一時的だった。
・ユーロ円は方向感に乏しかった。日本時間夕刻に一時169.29円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。23時過ぎには170.32円と4月29日以来の高値を付けた。ただ、NY午後に入ると再び上値が重くなった。米株式市場でダウ平均が580ドル超下落したことなどが相場の重しとなり、3時過ぎには169.60円付近まで下押しした。
・ロンドン株式相場は3日続落。前日の4月英消費者物価指数(CPI)の上振れで英中銀(BOE)による利下げ観測が後退する中、この日も株売りが続いた。ナショナルグリッドやSSEなど公共事業関連の銘柄が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。半面、BAEシステムズやロールス・ロイス・ホールディングスなど資本財サービス株は買われた。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに小反発。5月独製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことで、独経済への懸念が和らぐと株買いが入った。ただ、引けにかけてはダウ平均の下落などが相場の重しとなり、伸び悩んだ。個別ではMTUエアロ・エンジンズ(3.17%高)やフレゼニウス(2.64%高)、シーメンス・エナジー(2.63%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は下落。
(中村)